實平山(実平山)鳳巣院 ~小田原七福神 寿老人・2018年~
(参拝日:平成30年1月4日)
2日目最後にお参りしたのは寿老人の鳳巣院です
小田原駅西口から城山の坂を上って城山競技場へ向かう途中にあります
この近辺はお寺がたくさんあって、隣も向いも向いの隣も全部お寺という不思議なエリアです
お参り中に本堂でご住職がバスツアーの方をお迎えする準備をされていました
こちらでは本堂の中に寿老人の木像が祀られていました
実平山 鳳巣院
實平山(実平山)鳳巣院は神奈川県小田原市にある曹洞宗のお寺でご本尊は薬師如来、本堂内の右奥には寿老人の木像が祀られています
墓域の手前には大きな聖観世音菩薩の像があって境内を見守っています
創建等御由緒は詳しくわかりませんが、一説には平安時代末期から鎌倉時代にかけて相模国土肥郷(神奈川県湯河原町)の豪族だった土肥次郎實平(実平)によって創建されたということで、実平の墓の伝承地のひとつにもなっています
実平は源頼朝の挙兵に一族を挙げて出兵し、壇ノ浦の戦いのあと周防・長門(山口県)の惣追捕使を命じられ安芸国沼田荘(広島県三原市)で生涯を閉じたといわれています
土肥郷と早川郷(小田原市早川)を与えられたことから、自身の一族に遠い故郷を忘れないようにと「小早川」を名乗らせ、小早川氏の祖となりました
鶴岡八幡宮の造営にも携わっているそうなので、そちらでの御由緒で名前を見かけるかもしれません
アクセスは小田原駅西口から徒歩10分ほどです
御朱印
御朱印は本堂右手の庫裏2Fが受付となっています
階段手前に案内の看板がありますのですぐわかるとおもいます
今回も色紙への印とご本尊の御朱印をお願いしました(各300円)
ご本尊・薬師如来
寿老人(2017年御朱印帳に書き入れいただいたもの)
境内散策
急な坂を上って山門です
奥に観音様が見えます
本堂
この本堂の屋根のカーブが鳳凰の羽を広げたように見えたのが寺名の由来という話もあります
本堂への階段の脇、右側には赤い和合下駄があります
大雄山最乗寺を見た後だとインパクトが薄れてしまいますが、かなり大きなものだと思います
参拝を終えて
というわけで寿老人の鳳巣院でした
御朱印を書いていただいているときに事務所(?)のほうからなにやらあわただしい声が聞こえてきましたが・・・御朱印の一月の時が微妙に太いのは関係あるのかな(笑)
ちょうどお参りを終えたころにツアーのバスが入ってきましたが参加されている方々は幅広い年齢層でした
いつかお話聞きながら回ってみたいですね